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シグナル重賞初制覇狙う/シンザン記念

- ドリームシグナル(左)の成長に驚く平田助手
今週、京都では春のクラシックを目指す3歳馬による重賞、日刊スポーツ賞シンザン記念(G3、芝1600メートル、13日)が行われる。注目はドリームシグナル(牡3、栗東・西園)だ。6月4日の遅生まれながら、京王杯2歳S2着で賞金加算すると、G1の朝日杯FSでは4着と急成長。先週の京都金杯を勝って勢いに乗る岩田康誠騎手(33)との新コンビで重賞初制覇を狙う。
全休日の7日早朝、馬房清掃のため洗い場につながれたドリームシグナルの馬体を見て、担当の平田助手は目を細めた。
「変わったなぁ」。忘れられない記憶がある。昨夏の初対面のこと。トレセンに隣接する検疫馬房で担当者を待っていたのは、小柄で見栄えのしない6月4日という遅生まれの栗毛馬だった。傍らにいた仕事仲間に「この馬、大丈夫か」とまで言われたほど。その場では苦笑いするしかなかった。
だが、競馬は走ってみないと分からない。好メンバーがそろった7月の新馬戦で3着と素質の片りんを見せた。暑い8月は放牧へ出したが「これで顔つきも体つきも変わった」と平田助手は言う。秋に帰厩する時には体が増え、休み前には重かった肩の出もスムーズになっていた。復帰初戦を順当に勝つと、その後は重賞でも2、4着。数カ月前とは見違えるほど成長し、あっという間に世代の先頭グループにつける存在になった。
この中間の調整は前走の疲れもなく順調だ。4日の1週前追い切りでは坂路54秒1-12秒5。「しまいがしっかりしていた」と今回、初コンビを組む岩田騎手も好感触をつかむ。岩田は年明け初重賞である京都金杯をエイシンデピュティで勝利しており、2週連続の重賞Vがかかる。シグナルもゲートの出に課題は残すが、前走は内々をうまく立ち回った。「直線の長い京都なら、もっと伸びてくる」と平田助手。コース替わりもプラス材料。勢いに乗る岩田と、急成長を見せるシグナルが、08年最初の3歳重賞を制し、クラシックの主役へと躍り出る。【松浦渉】
[2008年1月8日8時18分 紙面から]
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