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イダテン強烈末脚で好気配/共同通信杯
<共同通信杯:追い切り>
クラシックへの登竜門・共同通信杯(G3、芝1800メートル、10日=東京)に出走するサダムイダテン(牡、栗東・中村)が抜群の動きを見せた。前走は中間のねんざ、出遅れなどが重なったが2着に追い込み、負けて強しの競馬を披露。万全の態勢で臨む今回は、強烈な末脚で春の主役をアピールする。
1週前は軽めのメニューだったサダムイダテンが全開の走りを見せた。Cウッドでマイネルアンセム(古馬1000万)を1秒以上追走。馬なりで差を縮めると、安藤勝己騎手(47)の豪腕に押されて直線で一気に3馬身半抜き去った。タイムは5ハロン67秒6、上がり38秒7-12秒6(いっぱい)。馬場が悪く、上がり40秒台が続出するコンディションをものともしない、パワフルな末脚を披露した。中間にねんざなどのアクシデントがあった前走時とは、順調度が違う。見守った中村均師(59)も自信の表情を見せた。「前回の追い切りは、ジョッキーがトモに違和感があると言っていたが、今回は『心配ない』と言ってくれた。完ぺき」。
先週、史上32人目となるJRA通算800勝をマークし、さらに円熟味を増す安藤勝騎手も前走からの上昇を感じている。「前回の追い切りはコーナーで手前の替え方がスムーズじゃなかったが、今回はしっかり替えていた」。昨年はG1・6勝の好成績を挙げたが、フサイチホウオーと組んだ牡馬クラシックでは皐月賞の3着が最高だった。「普通キャンターまではすごさを感じないが、伸ばしてからは体をいっぱいに使って豪快に走る。これからどれだけ力をつけるかだけど、素質は抜群」。04年ダービー(キングカメハメハ)以来の牡馬クラシック制覇が懸かるパートナーへの期待度は高い。
ゲートで大きく出遅れ、ペースが遅かった前走は、普通なら大敗まであったパターン。それでも2着に追い上げたように、末脚にはG1級の爆発力を秘める。「まだゲートの心配はあるけど、一戦ごとに強くなっていく馬だと思うし、今回は十分仕上がった」(中村師)。直線の長い府中替わりは、脚質的にもプラス材料。言い訳のきかない舞台で、イダテンが本当の強さを見せつける。
[2008年2月7日8時34分 紙面から]
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