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ファリダットここが試金石/きさらぎ賞

Dウッドコースで調教されるファリダット
Dウッドコースで調教されるファリダット

 きさらぎ賞(G3、芝1800メートル、17日=京都)に出走するファリダット(牡3、栗東・松元茂)が、クラシックへの重要な一戦を迎える。1番人気で3着に敗れた福寿草特別、つばき賞は、折り合いを欠いてスタミナ切れを起こした。その教訓を生かし、前走後はパワーアップを主な目的とした坂路、Dウッド、坂路の3本調教を敢行。「初重賞制覇&皐月切符」を取りにいく。

 ファリダットが試金石の一戦へ、超ハードトレで挑む。阪神マイルの新馬戦を3馬身差で圧勝。「クラシック候補誕生」と騒がれたが、その後は2000メートルの福寿草特別、1800メートルのつばき賞と折り合いを欠いて3着に敗れた。母ビリーヴは短距離G1を2勝。スプリントの血が、距離の壁をつくったのか。もどかしい戦いが続いている。

 松元茂樹師(59)は「調教では折り合いがついてゆっくり行けるのに、レースでは前走みたいに引っ掛かることがある。血統的なものか、若いからか」と首をひねる。だが、距離適性については、まだ結論は出していない。「心肺機能がすごく高い馬で、獣医師に聞いても普通の調教では負荷がかからないらしい」。眠っている能力を引き出すことができれば、さらなる高みが望める。

 そこで陣営が取り入れたのが坂路→Dウッド→坂路の3本調教だ。1周2063メートルのDウッドに、1085メートルの坂路を2本。3歳馬には過酷な延べ4000メートル以上の乗り込みを行うことで、少々掛かっても押し切れるだけのパワーアップを狙った。すでに9、11日に新メニューを消化。いい感じに調整できている。

 新馬戦の上がり34秒0は馬なりでマークしたもの。ここ2戦は行儀の悪さを見せて失速したが、前半のスピードを後半に生かせれば重賞でも通用する。「今回終わってから、ローテーションや調教スケジュールを考える」と松元茂師。クラシックか、マイルか。今後の路線を見極める重要な一戦で、ファリダットが覚醒(かくせい)する。

[2008年2月14日8時18分 紙面から]

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