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負けられないウオッカ好時計/京都記念

坂路で追い切られたウオッカ
坂路で追い切られたウオッカ

<京都記念:追い切り>

 京都記念(G2、芝2200メートル、23日)に出走するウオッカ(牝4、栗東・角居)が20日、栗東坂路で4ハロン51秒6の好時計をマークした。有馬記念は11着に敗れたが、その雪辱と3月29日のドバイデューティフリー(G1、芝1777メートル=ナドアルシバ)へ向けて、ここは取りこぼせない一戦だ。

 ウオッカが坂路をパワフルに駆け上がった。厚みを増したトモが繰り出すキック力は強烈さを増した。抜群の最終追いは、持ったまま4ハロン51秒6をたたき出した。「ソコソコいい時計が出たね。もともとパワーはあるけど、今のウオッカは弾んでいるよ」と四位洋文騎手(35)は笑顔で話した。

 不本意だった昨年後半のイメージはリセットした。「ドバイでだって十分に可能性のある馬。馬場が悪くなってきたのは気になるけど、まずは京都記念を頑張るだけ」。四位とウオッカの、限りない可能性を追う1年が始まる。

 世界一を目指すためのプログラムは年明けから進行している。坂路2本乗りの調教強化がそれ。「男馬といっしょの調教量」と四位が話せば、管理する角居勝彦師(43)もたくましさを増した愛馬にニンマリだ。

 「筋肉の質がドッシリしてきた。トモが大きくなったり、しぼんだりの繰り返しだった去年と違い、確実に2本乗りの効果が出てきていると思う」。

 2本乗りは、同師が細心の注意を払ってGOサインを出した。「成長期にびっしり筋肉をつけて、走るバランスを崩したくなかった」。明け4歳で完成期に入ったことで、調教内容を進化させた。「体が固まってきたので2本乗りに。去年は牝馬や3歳同士でしたが今年は違いますからね」。歴史の扉を破ったダービー馬が、さらなるパワーアップを遂げようとしている。

 目指すは現役最強。そしてドバイでの頂点。世界仕様にチューンアップされたウオッカが、国内で負けるわけにはいかない。【中西典章】

[2008年2月21日10時13分 紙面から]

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