誰よりも速いボールを投げたい。
五十嵐亮太(ヤクルト・投手)
セ・リーグのスピード王が、154kmのストレートで強打者たちをねじふせる。 中継ぎながら、両リーグ10勝一番乗り。 誰よりも速い球を武器にして、 プロ野球の世界に新しいヒーローが誕生した。
試合が中盤にさしかかると、神宮のスタジアムが沸き返る。マウンドに立つのは3年目の五十嵐亮太選手。口を真一文字に結び、ダイナミックなフォームで、打者の胸元に速球を投げ込む。150kmを超えるスピードガンの球速表示に、さらに沸き返るスタンド。声援に押されて、ストレートはますますスピードを上げる。中継ぎという地味な仕事ながら、積み重ねた白星は両リーグ最多の11(7月15日現在)。新しいスピードスターが、プロ野球に旋風を巻き起こす。 ──速いよね。今季最速は154km。今、日本で最も速いんじゃない?
──どうして、そんなに速いボールが投げられるのかな。体だって、そんなに大きくはない(178cm、74kg)のに。
──今の目標は160kmだって言っているけれど。
──去年もコントロールには苦しんでいたみたいだけど、今年急に良くなったのには何か理由があるの?
──オフの時は何をしているの?最近凝っていることとかある?
──音楽とかは聞いている?
──よく、(高橋)一正クンと買い物とか行くって言っていたけど。
──でも、これだけ大活躍していることもあって、ファンは増えたでしょ。やっぱり女の子のファンが多い?
いがらし・りょうた/1979年5月28日、千葉県出身。千葉・敬愛学園から97年ドラフト2位でヤクルト入団。2年目の昨年4月20日、中日戦で1軍デビュー。昨年は36試合に登板して6勝4敗1セーブ。今季も開幕から中継ぎエースとしてフル回転している。 阪神 平尾博司選手×田中秀太選手
「普段着で撮影したかったな」と、かなり悔やんでいたふたり。ユニホーム姿よりも、平素の方がずっとずっとはじけているんだって!でも、このふたりに関してはユニホーム着ているくらいが自制がかかってちょうどいいかもね! ──とにかくよく一緒に行動することが多いんだって?昔、秀太クンがまだファームにいた頃、“平尾さんと二遊間守るのが目標なんです!”みたいなことを熱熱と話してたんだけど、実現したものね。 ──とにかくよく一緒に行動することが多いんだって? 昔、秀太クンがまだファームにいた頃、“平尾さんと二遊間守るのが目標なんです!”みたいなことを熱熱と話してたんだけど、実現したものね。 秀太 ありましたね、そんなこと。僕が入ってきたとき、すごく可愛がってもらったし、ホント、うまかったんですよ。単純に“この人と一緒にできればイイな”って思ったから…。 平尾 本心?(笑) 秀太 マジですって! 平尾 基本的には秀太もうまくなったよ。でなきゃ、こうしてゲームにレギュラー出場することもないだろうし。 秀太 やっぱり、平尾さんと一緒だと気持ちがラクというか…。年が近いせいもあって本音でいろんなこと話せるし、グラウンドに立っていても好きな球とか得意な球とか、ポジショニングとかなんとなく理解してもらえてたりする。 平尾 あうんの呼吸まではまだいかないだろうけど、それでもどうにかふたりで修正していこうとは思っているよね。でもね、僕ら、なんて言うのかな、練習とかでも一生懸命やっているのに、そう見られないことが多くて。ソンなんです。 秀太 (笑)だから、遠征先なんかで二人部屋になると、これまではずっと平尾さんと一緒だったのに…。 平尾 ふたり一緒にいるとロクなことがないと、別々に離されたんです(笑) ──それに、球団的な人気から、少しの失策も大きく扱われてしまう…。 秀太 いやっ、それはイイんですよ。逆もあるわけですから。すべてのスポーツ新聞の一面になれるなんて早々にないですよ。僕、全紙取ってあるもん。 ──それでいいんですよ。プライベートな話、してもらいましょ! 秀太 書けないよ!(笑)。平尾さんの好みはね、性格と顔がよくて、完全主義者。 平尾 ちょっと、ちょっと辞めようよ! 秀太は色っぽいのが好きっ。僕はけっこう真面目ですよ! コイツとは違う。健全ですよ。ごはん食べに行って、カラオケ行って、バイバイって……。 秀太 でも、カラオケ行っても歌わないけどね。 たなか・しゅうた 1977年2月23日、熊本県生まれ。名門熊本工卒業後、94年にドラフト3位で入団。昨年から念願であった1軍に定着し、今や阪神の新星として、押しも押されぬ人気を誇る。
長い夏休みをとっとるなぁって先輩たちに笑われています(笑) ──7月はケガで残念だったね。元気?
──久しぶりにみんなに会ったんだ。
──(笑)さて、あらためてけがをした時の状況を教えて。
──それまでが好調だったから悔しかった?
──その後はずっとリハビリ?
──まだまだたくさんやりたいことがあるね
金城竜彦(横浜・内野手)自称「野球マニア」が、夢のプロで開花。ハマのイチローが奏でるヒットパレード。後半戦は新人王と首位打者のWタイトル獲得に挑む。突如現れた新星が、球界に衝撃を与えている。プロ2年目の金城選手の奏でる「ヒットパレード」が止まらない。「自分でもこんなに打てるのかわからないんです」と、盛り上がる周囲をよそに戸惑い気味だが、「ハマのイチロー」と呼ばれるにふさわしい存在に急浮上。7月17日現在で、174打数69安打の打率。打率3割9分7厘をマーク。規定打席に36打数不足しているとはいえ、「陰の首位打者」に君臨している。 一見、野球エリートにみえる球暦も、栄光と挫折を知って心身ともに磨かれた。野球を断念しかけたことも何度となくあった。中学時代はボーイズリーグ「大阪生野」で全国優勝。近代付では2年の夏に甲子園の土を踏んだ。その大阪府予選決勝ではPL学園と対戦。当時のPL学園のエースは現在、西武の松井稼頭央選手。この時、金城選手が投げ勝っている。「もって生まれた強運というか、必ず節目で優勝していた子です」と。父親の晃世さんは言う。 「練習の虫」。横浜石井琢朗選手、西武松井稼頭央選手ら投手から野手に転向した名選手に共通するように、金城選手も1年目はバットを片時も離さなかっ。練習量はファームで1、2番を争った。ここでプラスに働いたのが、もって生まれた身体能力の強さだった。ナインは口を揃えて「とにかくタフなヤツ」と目を丸くする。小さい頃から、大きな病気とケガには無縁。野球3兄弟の末っ子に生まれ、毎朝1升のお米を炊くことが母、淑子さんの日課だった。 ユニホームを脱げば控えめな一青年の顔に戻る。趣味は釣りで、休日はボーっと糸を垂らしてリラックス。好物は生レバー。スタミナ源にはもってこいだ。移動で余計な疲れを残さないために、6月に退寮し横浜スタジアム近くにマンションを借りた。初めて迎える夏場に備えてぬかりはない。8月中旬にも規定打数に達し打撃ランクに名前が出る。いきなり「初チャート」とトップ1でのランクインが濃厚だ。 きんじょう・たつひこ 1976年7月27日、大阪出身。近大付、住友金属を経て、98年ドラフト5位で入団。右投両打。プロ入団とともに野手転向。50m5秒7の俊足。昨年はルーキーながら1軍、6試合に出場。プロ初安打をマーク。血液型A型
苫米地鉄人(広島・投手)自分ではまだまだだと思うけれど、 行けと言われれば、いつでも行きます!その投球は見事というしかなかった。広島の前半戦最後の白星をゲットしたのは、ルーキーの苫米地だった。18日の横浜戦(横浜スタジアム)、広島ベンチをアクシデントが見舞った。2回の攻撃で先 発ラドウィックが走塁中に左足に肉離れを起こしてしまう。スクランブルでマウンドに上ったのが苫米地だ。 ラドウィックが故障した瞬間からブルペンで投球を始め、16球を投げマウンドに。達川監督によれば「苫米地はすぐに肩が出来る」という特徴を持っている。それに期待して送り出したのがいい方向に転がった。 横浜田中一と並んで、高校出の新人として2人だけ開幕に名を連ねた。そして間もない4月9日、4番手として1イニングを投げた阪神戦(広島)でうれしい初勝利をマークした。高卒新人が4月に勝利を挙げるのはドラフト制後は7人目だが、過去の6人はすべて3位以上の指名。6位で入団した苫米地の1勝は、指名されてからの努力が身を結んだものだ。 苫米地は「まだまだとも思うけれど、行けと言われれば行きます」と気合いは十分だ。投手不足の中、苫米地が先発スタッフに入ることができればチームの苦境はもちろん、苫米地自身の将来にも大きな糧(かて)になることは間違いない。
清水章夫(日本ハム・投手)教育リーグ留学で覚えた1球1球集中することの大切さ。ドラ1君の巻き返しはこれから!!妻の言葉が、ちょっぴり心に響いた。6月21日、利枝夫人と入籍。以来4連敗と勝っていない。 でも、落ち込んではいなかった。負けてもあまり、気にしないようにしていた。1軍で投げることのできる喜び、それが、勝ち負けにも勝るものだと思っていた。 97年のドラフト1位。過去2年間は、肩とひじの故障に悩まされた。ルーキーの年に、3試合1軍を経験したが、どちらかといえば「ドラ1だから、使ってもらった」部分があったと思っている。プロとしての自信をつけてマウンドに上がったことは、振り返れば一度もなかった。 それが今シーズンは、ファームで6試合に投げ3勝、防御率2.00という結果を残しての、1軍昇格。5月15日(近鉄戦)には、ついに念願のプロ初勝利を挙げていた。 きっかけは、昨秋のフロリダ教育リーグ留学だった。第一の収穫は、下半身の使い方に主眼を置いたフォーム改造。試合で投げながらのシーズン中と違い、20日間じっくり考える時間があったのが功を奏した。 前半戦最後の7月20日(近鉄戦)、清水はプロ初の完封勝利でようやく4勝目を挙げた。有効に使った決め球は、留学で磨いたフォークボール。 試合後、清水は利枝夫人にそっとウイニングボールを手渡した。 しみず・あきお 1975年9月9日、大阪府出身185cm、80kg。左投左打大阪高から近大を経て、97年ドラフト1位で入団。高校時代は軟式野球部、近大では大学選手権など5冠に輝いた経歴の持ち主。 >>まだまだ、近鉄・山村選手、ダイエー・的場選手、中日・井端選手、ロッテ・小野選手の話がモリモリだよ<<
先発と中継ぎベストパートナーつながりオールスターを前にして、首位攻防戦を争っているオリックス。そんなチームの勝ち頭として、開幕からフル回転で頑張っているのが、通称“TEAM神奈川”のゴエくんとルイちゃんのふたり。野球のことからプライベートなことまで語ってもらいましたよっ! ──チームに欠かせない投手陣の要ふたりだけど、シーズン開幕からフル回転でプレーしてる。故障個所とかないの?
──よく一緒にごはん行ったりする?
まきの・るい 1974年7月17日、東京都出身。182cm、82kg。7月の取材時点では32試合に登板し、2勝3敗3Sと活躍。特筆すべきは5月の9試合は16と3分の2を投げて無失点。MAX150キロを越える剛速球は入団当初から変わらず。ちなみに実家が神奈川県・横浜市。 川上憲伸(中日・投手)
新人王、リーグ優勝と順調にプロ野球人生を歩んでいた憲伸を襲った突然の病気。キャンプ途中に、急性音感性障害で入院。1軍復帰も、「完全復帰なんてほど遠い」と言う苦しい日々が続く。「野球ができる今が幸せ」と“必殺憲伸スマイル”は健在も、本当の意味の復活が待ち遠しい――。
■【栗山英樹のヒューマンインタビュー】 ゲスト:平下晃司(大阪近鉄・外野手) 野球が大好き!その気持ちだけでここまで来たいてまえ打線の新しい顔として、この夏飛躍を誓う! 今回はai登場も初めてで、今季1軍でフレッシュに活躍している選手をご紹介します。近鉄首脳陣も認める野球センスのよさと、高い運動能力。栗山さんとの対談も、思わぬ答えが随所に返ってきて、その個性に大きな魅力を感じずにはいられません。ファンの皆さん、要チェックですよ! ■【身がわりインタビュー】
■【MY FAMILY】 ■【A to Z大辞典】 ■【NEW FACE FILE】 ■【巨人札幌遠征 密着ルポ】
■【ai特選!ファームで見つけたイケメンたち】
| nikkansports.com | |
||||||