水田圭介(西武・内野手)
コツコツと結果を積み重ねて
見ている人に信頼される選手になりたい!

俊足、堅守、はつらつとしたプレーがキラリと光る水田選手。昨年はイースタンリーグで87試合に出場、チーム1の盗塁数を記録しました。1軍定着はもちろん、レギュラー争いを大いに期待されている若手注目株。飛躍の年になるであろう2004シーズンに注目です!(プロ野球ai2004年3月号)

HISTOY 

★オフはゆっくり休養できましたか?
「そうですね。ゆっくり休めました。でも、正月は実家に帰ったんですけど居場所がなかったんです。最近、実家が引越しをしたんですけど、新しい家で長い時間、過ごすのが初めてやったんで、なんだか落ち着かなかったですね。だいたい新居には僕の部屋、無かったし…(笑)」

★今、自主トレではどんなことを心がけてるの?
「特に目安はなくて、とにかくガムシャラに練習しようと…。キャンプインまでにできることを、できる限り頑張ろうという感じですね。休みを取る予定もないです」

★2004年1月号では「すべてが課題」と話していましたね。
「そうですね。バッティング、守備はもちろんなんですけど、とにかく、いちばんの課題は精神面ですよね。…精神面は…どうしましょう?」

★どうしましょう?(笑)解決策は見つかりそう?
「性格的に集中力が持たない。諦めが早いんですよね」

★性格は急に変わらない?
「いや、変えます。2004年は変わります。何事にもガメつく執念深く行きます」

★技術面の課題は?
「守備は確実性をもっと磨きたいし、バッティングはフォームを矯正しています。フォームはティーバッティングや、マシンを使った練習で、なんとか自分の形を作っていこうと取り組んでいるところです。守備はなるべく多くノックを受けて、たくさんボールに触りたいですね」

★1軍定着、レギュラー獲得に向けて自分に必要なものって?
「同じポジションを争う選手には全部、負けたくないと思ってプレーしているんですけど、でも現状を考えると負けてる部分ばかり(苦笑)。ただ僕自身は、2軍でやっているような気持ちで1軍でも戦えれば結果は出せるはずだって思ってるんです。表現は適切じゃないかもしれないけど、2軍だと緊張する場面って少ないでしょう。1軍だと常に緊張の連続ですからね。そこで肩に力が入ってしまうんじゃないかと…。僕、あがり症なんでね」

★西武ドームにいる何万人もの観客に注目されていると思うと…。
「あ〜もう、考えただけで緊張しますね(笑)。…松井稼頭央さんや高木浩之さんを見てると、プレーに確実性があるから首脳陣の信頼がものすごく厚い。僕の場合は試合でアピールするだけじゃダメだと思うんです。練習のときからエラーやミスを無くして、コツコツと結果を積み重ねていかないと。そうやって先輩方のように“信じてもらえる選手”になりたいですね」

★ところで水田君が感じる「野球の魅力」ってなんですか?
「ウーン。すべてがうまくいかないところですかね。すべてがうまくはいかないけれど、その中で努力したことに対して自分が望んだ結果が出たらうれしいし、そのために“また頑張ろう”って思う。その繰り返しが楽しいというか、達成した瞬間は気持ちいいですよね」

★では野球を辞めようと思ったことはある?
「ありますよ、しょっちゅう(笑)。でもそれを乗り越えれば、うれしい瞬間が待っていると思うと本気で辞めたいとは思わないですね。それに自分に腹が立ってイライラしても、一晩、寝るとまた頑張ろうって思える性格です(笑)」

★実はaiの人気ランキングに初めて入りました。投票してくれた読者に向けてメッセージをお願いします。
「何を言えばいいのかな。っていうかホンマに読者なんですか?」

★読者以外に誰が投票を!?(笑)
「だって僕がランキングに入っているということが信じられないので、メッセージをって言われても実感が…(笑)。うーん(じっくり考えて)。とにかく球場に足を運んで試合を見てください。これからも応援よろしくお願いします!」
撮影/山田浩一郎 取材/市川忍