リーダーたるものは、高邁な理想を持ち横溢な活力を有し、品格と人間性を兼ね備え、知性・教養を秘め、人としての優しさを持つ。この5つが不可欠の要素だ。プロ野球界に生きる男たちも同じだ。加えて監督の宿命は、何としても勝たなければいけない点にある。

 プロ野球記者として多くの野球人に接してきた著者が、自らの取材経験を踏まえ、監督の思考、生き様を鋭くえぐる。人の上に立つ、そのあるべきリーダー像とは・・・。

 現在すでに役職についておられる方、苦戦中の方、これからリーダーを目指そうとしている方々に、ぜひご一読いただきたい。


著者紹介
佐藤安弘(さとう やすひろ(あんこう)) ジャーナリスト、元日刊スポーツ巨人担当記者。昭和11年北海道旭川市生まれ。35年に北海道大学を卒業し、日刊スポーツ新聞社入社。51年から巨人担当。部次長、局次長、初代東北支社長、取締役を経て、61年広告・企画局長に。退社後の平成5年、さとうあんこう事務所を設立し、講演活動に入る。9年には旭川観光大使に就任。川上巨人軍V9時代の名物担当記者。長嶋、王など巨人はもちろん、球界関係者に友人、知人が多い。講演は年間100回を超す。大きな声で社会問題や世界政治を鋭くえぐる、そんな社会教育的な要素をも含んだ時事解説は、明るく、楽しく、簡潔でわかり易いと大好評

佐藤安弘著
定価1575円(本体1500円)
送料290円
ISBN4-8172-0231-9 C0075
B6判240ページ
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まえがき

第1章 嫌われても哲学あり〜落合博満
総監督は信子夫人/魔物住む札幌で勝負あり/経験から出た創意工夫みなぎる/広岡達朗もちゃんと見抜いていた/運命の女神は見捨てず/初の1億円目指して/悔い残る55本への挑戦/優勝請負人・4番打者の面目/野球は命果てるまで

第2章 禅の上に築いた精神性〜川上哲治
「遺言」は指導者のバイブル/負けないチームの真髄/肌が合わない広岡遊撃手と和解/成績はすべて監督しだい/強さの裏側は優しさ/鮮やかな引き際・かくあれ

第3章 桁外れのカリスマ性〜長嶋茂雄
「オレも行く」/北京五輪にまだ期待するのか/まだまだ利用価値あり/この場で切腹できます/中畑さんは落第ではない

第4章 辛抱なき者は成功しない〜王貞治
勝ち星が長嶋を超えた/川上さんの次は王だね/川上さんも絶賛/さあ、王貞治はどこへ行く?

第5章 幅広い個性に対処できる心の大きさ〜ジョー・トーレ
歴史的惨敗0対22/コントロール出来るもの/逆境にもへこたれず/家族とチームは一緒/スタインブレナーとの関係は良好/ヤンキースは粒揃い

第6章 部下に媚びず、人に頼らず〜堀内恒夫
3年契約だ/次期監督候補たち/逆境に勝てるか

第7章 持って生まれたリーダーシップ〜岡田彰布
弱くとも巨人を圧倒/目に見える闘争心/内に秘めた静かな闘志/エリート岡田の登場

第8章 身勝手、自己本位の経営者たち
否定から入るのは三流/老害・野球協約で勝負/ダメならやめるよで済むのか/不誠実な交渉だ

あとがき