松井稼頭央選手

ガキ大将だった小さい頃。
でも、目がクリンクリンしてメッチャかわいくて
CM出演依頼が来るほどでした!

今オフ、FA宣言をして大リーグ、ニューヨークメッツに移籍を決めた松井稼頭央選手。aiとの出会いは、1996年、入団直後のファームコーナーの取材でした。その後、メキメキと実力を発揮して、1997年9月号では光っているヒーローの人気ランキングで1位を獲得し、以来、aiの人気を独占。数多く、aiに登場してくれました。そこで、今回の身がわりインタビューは、メモリアルと題して、当時の松井選手の懐かしいインタビューとともに、これまでaiにだけ見せてくれた素顔の写真の数々とともにお送りします。(本文はプロ野球ai97年3月号、97年11月号より)

Q1 自分にとって野球の魅力とは?
「何ですかね。とにかく野球をするのが大好きなんです。中でも盗塁が成功したときなんて最高に気持ちいいし、嬉しいし。去年のシーズン(1996年)なんか50盗塁して、その嬉しさを50回も味わうことができた。それだけでも、自分の野球への満足度は大きかったですよね」

Q2 野球は何を支えにやっていると思う?
「やっぱりファンですね。今、ファンの人が増えてきているのが本当にうれしいんですよ。僕は大、大、大歓迎です。でもね、僕、町で声をかけられても愛想はよくないんですよね。“頑張って”って声をかけらると“ありがとう”とは言いますけど。1月2日にも僕が出演した“筋肉番付”が放送になったんですけど、ちょうどそのとき、大阪に帰っててね。3日にアメリカ村に買い物に行ったんですけど、すぐに声をかけられるんですよ。僕も笑顔、笑顔でペコペコしちゃって。なんか自分でも似合ってなくて笑っちゃった(笑)」

Q3 96年の松井稼頭央の3大事件。
「遅刻で罰金30万! 髪の毛をシルバーにしたこと。半日天下だったけどネ(笑)。球場に入った時は、帽子をかぶっていてわからなかったけど、練習の合間に帽子を取った瞬間、すぐにコーチに注意されましたね。あともう一つは9月の月間MVP。一生とれないと思っていたからめちゃ嬉しかった!」

Q4 男のこだわりとは?
「体ですね。たまに海とか行ってもヒョロヒョロのヤツとかいるでしょう。“骨、折れそうや”って思いますもん。やっぱり、男はガッチリしている方がかっこええと思う!」

Q5 CMに出演するなら何のCMに出たい?
「ヤナセ! イチローみたいに車をもらう! CMの内容はね“俺はベンツより速いんだ!〜”とか言ってベンツと一緒に走るね。あ、そしたらベンツ売れへんかもしれないね。何で人間の方が速いねん、って(笑)」

Q6 演技には自信がある?
「バツグン! 幼稚園の時もお遊戯会でサル、やりましたから。確か…サルカニ合戦だったかな。やっぱ主役やっとかないとアカンでしょう。茶色のシャツに茶色のタイツはいて全身まっ茶色。似合ってたよ〜。ベストドレッサーとれるくらいやね(笑)。モチロン、演技力もバツグンでしたよ!」

Q7 ダウンタウンが好きという噂ですが…?
「めっちゃ好きですよ。『ごっつええ感じ』欠かさず見てますもん。好きなネタはねぇ、昔のネタですけど“おかんとまぁくん”」

Q8 最近の失敗談というと?
「大相撲との歌合戦! あれはビデオを撮っている人は保存版ですよ。SMAPのSHAKEを振りつきで歌ったんですけど…あのリズム感のないこと(笑)! どうやったら、あぁ踊れるの? ってくらい。確かね、本番前の1時間ぐらいで覚えたんですよ。それが歌だけだったら良かったんですけど、踊りが入ったらリズムがあってへんねん。あれ〜って(笑)。“筋肉番付”に出演してファンがかなり増えたけど、歌合戦でかなり減ったと思う! そのビデオは二度と見れないです」

Q9 いつも聞く音楽は?
「ヒップホップ系。いつも大友さんがよく知っているから、オススメを教えてもらって買いに行くんです。寮でもガンガンかけていますよ。去年までは隣が西口さんだったので、西口さんが先発の朝は、“頑張ってください”というエールの気持ちを込めて朝から、CDをガンガンかけまくりました(笑)。その西口さんの逆隣が大友さん。大友さんもガンガン音楽かけるんです。あ…俺らがうるさかったからなかぁ…西口さん、このオフに寮を出ちゃいました…。多分、僕の下の部屋の大成さんもじきに寮を出ちゃうでしょうね(笑)」

Q10 顔の中で一番好きなところは?
「目! なんでか知らないけど目が大好きですね。小さい頃なんて目がクリンクリンしてて、むっちゃかわいかったですよ。あっ、僕は小さい頃、CM以来あったんですよ。でもそれは東京に出ないとアカンかったんで断ったんです。妹もはがきのCM依頼あったんですけど断りました。もし、そのままやってたら? いやぁ、売れていないでしょう。もしかしたら、俳優になっていたかも!?」

Q11 初恋は?
「僕の初恋はね、自分では小学校のときって思っていたんですけど、親に聞いたら違ったんです。めちゃめちゃ小さい頃、お母さんと一緒に銭湯に行っていたんですけど、ホラ、小さい頃ってお母さんと一緒に女湯に入るじゃないですか。そこで、いっつも来るおねぇちゃんがいてて、その人が来ると顔を真っ赤にしていたらしい(笑)。だけど自分では小学校の頃だと思っていたんです。悪いことをすると、先生に頬をツネられていたんですけど、全然イヤじゃなかった。でもその後、その先生、転任しちゃいました」

Q12 朝起きて、一番最初にすることは?
「テレビをつける!」

Q13 好きなタレントは?
「鶴田真由」

Q14 世の中で一番怖いものは?
「フリーホール! 死ぬかと思った!」

Q15 小さい頃の憧れのヒーローは?
「ブルース・リー! よく真似て遊んでいた!」

Q16 明日、地球が消滅します。何をする?
「おいしいものを食べまくって車を買う!」

Q17 お酒、これ以上飲んだらギブアップ!
「気分が乗っているときは果てしなくイケル!」

Q18 休みがあったら何をしたい?
「とにかくおいしいものを食べてのんびりしたい」

Q19 占いは信じる?
「気にはしないけど、もし見てしまったらいいことが出るまでいろんなものを見る!」

Q20 ストレス発散方法は?
「カラオケとおいしいものを食べる!」

Q21 これまでの人生で一番 悲しかった話は?
「野球人生で唯一泣いたのが高校3年の夏(PL学園)、大阪大会の決勝で近大付に負けたとき。悔しかったですね。僕、その時、1回戦からずっと投げていたんですね。それまでの3年間、僕はエースやのに、大事な試合に限って肩を痛めてたり、肘を痛めたりしてたから、チームに貢献したことがなかったんです。だからそれまでの申し訳ない気持ちと、絶対にみんなを甲子園に連れて行こうって思って投げていました。それだけに負けたときは悔しくて悔しくて。多分3リットルくらいの涙を流したと思います。でもね、僕が投げてみんながそれをカバーしてくれてて。初めて野球の充実感がありました。もしかしたら、あの時があったから今があるのかもしれない。もしあの時、甲子園に行ってたら、人生変わっていたかもしれないね」
文/保坂淑子 撮影/山田浩一郎、黒埼彰

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