アテネ五輪、プレーオフ、日本シリーズと、大忙しだった2004年。「最優秀防御率」「日本一」の栄冠を手にし、最高のシーズンを終えました。さらに、10月28日には日本テレビアナウンサーの柴田倫世さんとの結婚を電撃発表。Wの喜びに包まれながら、充実のオフを送っています。そんな松坂君の1ヶ月を追いかけました。(プロ野球ai2005年1月号)

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Q (2004年11月11日:日米野球・6戦目先発完投勝利)完投勝利、おめでとう!
「ありがとうございます。今日は変化球が多くなりましたが、勝ちに徹していたということで、ヨシとします!」

Q 日本人投手では20年ぶり、大リーグ選抜相手では51年ぶりの完投勝利です。
「完投は志願しました。今日はいけるとこまでいこうと思っていました。」

Q 2戦目での回避がうまくいった?
「肩が緩んでいただけで、締めれば大丈夫。調整の時間をもらったし、しっかり投げないとだめでしょう。先発で2回のところを1回にしてもらったんですから。」

Q メジャーで使用される球での投球は気になりませんでしたか?
「ボールはすべすべしますね。球離れが早くなると抜けてしまう。でもそんなに気にはなりませんでしたよ。」

Q 今日の勝利は、次につながりそうですか?
「向こう(米国)に行ってやりたいと言っているんだから、こういう結果を出せてよかったです。」

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Q (10月29日結婚記者会見にて)お互いをどう呼び合っているんですか?

「普通に下の名前で呼び合っています(ニコニコ)」

Q プロポーズはいつどんなふうにしたんですか?
「外で食事をしているとき。彼女が泣いていて、うれしかったのか、悲しかったのか分からず聞いたことを覚えています。」

Q 第一印象は?
「まだ高校を卒業していなかった時なので漠然ときれいな人だなあと思いました。」

Q 日本シリーズでは激励されましたか?
「はい。彼女が出ている番組が土、日曜なので、この日ばかりは打たれたくないと思っていましたが、日本シリーズで最初の日曜(第2戦)に打たれて彼女に申し訳なかったです。」

Q 彼女のどんな料理が好き?
「和食も洋食も何でも作ってくれる。特に和食がおいしいです。」

Q メジャーの夢はありますか?
「いつになるか分かりませんが、ずっと高校のときからそのつもりでやってきました。今も行きたいです。彼女はいろんなことを教えてくれる。どこに行っても大好きな存在だと思っています(ニコニコ)。」

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Q (11月23日少年野球教室にて)今日は大勢の野球少年が目を輝かせながら指導を受けていましたね。

「なかなかこういう機会も少ないですけど、今日は僕自身も楽しかったし、良かったと思います。将来、この中から1人でもプロ野球選手が誕生してくれたらいいなぁと思いますね。」

まつざか・だいすけ/1980年9月13日、東京都出身。1m82cm、85kg。右投右打。横浜から98年ドラフト1位で西武入団。横浜高3年時の98年、甲子園で春夏連覇。1年目の99年は16勝5敗で最多勝、新人王獲得。01年まで3年連続最多勝など、主なタイトルは沢村賞1回、奪三振王3回、最優秀防御率2回、ベストナイン3回など。今年は日本のエースとしてアテネ五輪に参加し、銅メダルに貢献。今年の日本シリーズでは第6戦でシリーズ初勝利。通算成績151試合77勝42敗1セーブ、防御率3・24。血液型 O 型。
Q チビッ子からの質問に「子供の頃はどんな練習をしていましたか?」という質問があがっていましたけど?
「僕の場合は、少年野球のコーチが厳しい方だったんで(笑)、けっこう練習も厳しかったんです。トンカチを両手に1個ずつ持って、トントン…と交互に打っていく手首の運動をやらされていましたね。後は家の壁で逆立ちして腕を強くする運動をしてました。走るのは嫌いだったけど、この練習は毎日やってましたね。」

Q 松坂君自身、少年時代にプロの選手と接した思い出はあったのですか?
「ありましたよ! 少年野球教室の時に当時ジャイアンツにいた中畑清さんと会ったのを覚えています。その時も「絶好調!」って言ってましたから(笑)。」

Q プロの選手がもっとアマチュアの選手と交流が持てるようになればいいのにね。
「そうですね。小学生にはこうして教えることもできますが、高校生以上となるとまだ壁がある。小学生ですと、体力的にまだ弱いですし、教えるにも限界があるんですよ。プロアマの壁がいつか改善されればいいんですけど。これはずっと前から思っていることです。」

Q 他にもプロ野球全体のことで、「もっとこうなればいいのに」と思っていることはありますか?
「入場チケットが高すぎることですね! 日本はアメリカと比べて高すぎますよ。野球離れが進んでいるのも、値段の高さが影響してるとも思います。家族割引にするとか、小中学生の料金をもっと下げるとか。そういう工夫がないと球界全体がよくなっていかないと思いますから。」

Q それは料金が安くなったぶん、年俸が下がってもいい、ということですか?
「金銭的に選手に不利になっても、球場にもっとお客さんが来れば選手のモチベーションは上がりますからね! 今年の日本シリーズ(西武ドーム)でも空席があって残念でした。」

Q 来季は選手会の「副会長」にも就任したそうで、そういった「グラウンド外」での働きかけも多くなりそうですね。
「チケット料金のことは契約更改の時に提案しようと思ってます。改善されて、もっともっと球界全体がよくなればいいんですけどね。」
撮影/政川慎治 取材/樫本ゆき

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