清水エスパルスFW鄭大世がハイペースでゴールを量産中だ。今季はリーグ戦6試合に出場し、得点ランク3位の4得点。J1通算得点は歴代69位の54得点だが、90分平均に換算した「得点率」は0・57点で、現役Jリーガーでは沼津FW中山、東京FW大久保らの数字を上回り最高。およそ2戦1発のペースで得点を決めていることになる(通算30得点以上で歴代最高は横浜MのFWサリナスで0・96点)。

 昨季はJ2で26ゴールを挙げて得点王を獲得した。33歳となった今季も、1日の磐田戦での豪快なオーバーヘッド弾に象徴されるように、持ち前の身体能力に衰えは見られない。このままのペースでゴールを決め続けてJ1でも得点王を獲得すれば、FWエメルソン(J2札幌、J1浦和)FWジュニーニョ(川崎F)FW佐藤(広島)に次いで史上4人目の両リーグ得点王となる。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)