<高校サッカー青森県大会:青森山田13-3光星学院>◇2日◇決勝◇青森県総合運動公園陸上競技場
青森山田が13-3で光星学院に圧勝し、12年連続14度目の全国選手権出場を決めた。前半4分、主将のFW見宝憂(3年)のゴールを皮切りに、スピーディーな攻撃で得点を重ね圧倒した。99年秋の新人戦で敗れた後、9年間で県内公式戦200連勝を達成。強力チームが全国選手権で00年度のベスト4以上を目指す。
試合開始早々の4分、見宝がヘディングシュートを決めると、イレブンはまるで優勝が決まったかのように抱き合った。会心の先制に勢いは加速。「決勝では記憶がない」と大会関係者が話す2けた得点で、会場内をあぜんとさせた。
黒田剛監督(38)の指示は「10分で決めろ」。ピッチに選手が出て開始直前、激しい雷雨のため、いったん引き揚げて待機。21分遅れて開始された。「仕切り直しで、いかにモチベーションを維持するかが鍵」という黒田監督の指示が「10分」に全力を注ぐことだった。高度な技術と豊富な運動量で、作戦通りの試合を実行した。
「いいサッカーをしてくれた。攻撃の精度が上がってきた」と黒田監督。9月の高円宮杯全日本ユース選手権では、優勝の浦和ユース、準優勝の名古屋ユースと引き分けた。1次ラウンドを突破することはできなかったが「レベルの高い相手に辛抱強く戦い、質の高いサッカーができてきた」と振り返る。
見宝も「あのころから自分たちのサッカーができ、今大会でいい形になった」という。主将として、今大会は毎日ミーティングを行い、イレブンの意思の疎通を図ってきた。「みんなの意識が高まってきた結果だと思う」と見宝。U-16日本代表のMF柴崎岳(1年)は「最後の大会になる3年生のために頑張ろうと思った」と話した。
前回の全国選手権では初戦で作陽(岡山)に1-2で敗退。「あの悔しさを晴らし、国立で自分たちのサッカーをやりたい」と見宝は武者震いした。【北村宏平】



