全国高校サッカー選手権大会(30日~、東京ほか)に出場する北海(北海道)が20日、合宿地の静岡・御殿場入りする。同地では大会出場4校と練習試合を行う。サイドを起点にチャンスをつくる北海同様、初戦の相手近大和歌山もサイドからの攻撃が持ち味。勝敗の鍵を握る攻撃の最終チェックに、同タイプのチームとの実戦で仕上げに入る。

 21日は星稜(石川)、翌22日は富山一と、大会4強経験のある強豪とぶつかる。その狙いを島谷制勝監督(39)は「サイド攻撃がいかにできるかを見極めたい」と説明する。近大和歌山を同監督は「全員が献身的な守備をし、サイドからチャンスをつくるチーム」と分析する。そして「似たところのあるチーム。中盤勝負」と付け加えた。サイドを制した方が勝利に近づくのは確か。その手応えを、サイドからの切り崩しを持ち味とする難敵との2試合でつかみにいく。

 朗報もある。11月初めの練習中に右中足骨を骨折したMF西村啓(3年)が16日から全体練習に復帰した。攻撃の中心を務める背番号10は、21日の星稜戦で復帰する予定だ。「もう不安はない。チームに少しでも貢献できるようなことをやりたい」と意欲を示した。

 24日は堅守速攻が持ち味の不来方(岩手)、25日は技術でかき回す立正大淞南(島根)と、違うタイプのチームとも対戦と、2回戦以降も見据え調整に抜かりはない。「御殿場から大会は始まっているつもりでいる。少しずつパフォーマンスを上げて、目標の8強を目指したい」。兼子到主将(3年)は過去最高成績へ向け、全員の気持ちを代弁した。【砂田秀人】