<高校サッカー:広島皆実2-1徳島商>◇2日◇2回戦◇駒沢
“強攻”で16強に進出。広島皆実(広島)は2-1で徳島商(徳島)を下した。鉄壁守備を見せつけた初戦とは違い、積極果敢な攻撃でつかんだ勝利だ。「堅守強攻」を実践するイレブンが3日、作陽(岡山)との3回戦に臨む。
強攻で勝利。帝京との1回戦は前半に1人退場する劣勢の中、80分間守りきり、PK戦で勝利。守備の勝利から一転、この日は最多タイの出場37度を誇る徳島商を相手に攻め続け、2-1で競り勝った。「帝京戦で前がかり(の重要性)を学んだ」と藤井監督。“帝京魂”を注入しての16強進出だった。
試合開始直後から相手ゴールを脅かす。前半3分にFW玉田が、同4分にはMF谷本が貪欲(どんよく)にゴールを狙う。同10分には出場停止のDF崎原の代役として先発したDF秦が、左サイドを切り崩してチャンスを演出。同21分には至近距離から谷本が右足を振り抜く。これは惜しくも阻まれたが、直後の同23分に積極攻撃が実を結んだ。
谷本-MF宮下とつなぎ、最後はMF佐々木がGKとの1対1から、冷静に右足インサイドでファーサイドに決めた。「あの形は得意です。スタンドの応援が力になる」と佐々木。指揮官も攻撃の手を緩めなかった。同点で突入した後半開始とともにFW金島を下げFW山室を投入するなど、攻めの姿勢をイレブンに浸透させた。後半21分に得た右CKを、MF秦が左足で直接決めて勝負あり。
広島皆実は2年連続で8強止まり。4強の壁を超えるため、チームは「堅守強攻」を掲げた。代名詞の鉄壁の守備に強攻を加える。テーマを実践しての勝利にも「シュートの精度をもっと上げたい」と藤井監督。飽くなき向上心が、広島皆実をより強くする。【佐藤貴洋】



