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鹿児島城西また大迫勇2発/高校サッカー

後半、追加点に仲間を指さして喜ぶ鹿児島城西FW大迫勇
後半、追加点に仲間を指さして喜ぶ鹿児島城西FW大迫勇

<高校サッカー:鹿児島城西7-1宇都宮白楊>◇3日◇3回戦◇市原

 鹿児島城西(鹿児島)が、鹿島に入団するFW大迫勇也(3年)の3試合連続2得点の活躍で、宇都宮白楊(栃木)に7-1と大勝した。大迫勇は2得点4アシストを含む全7得点を演出。今大会通算得点を6に伸ばし、チームを初の8強に導いた。

 格の違いをまざまざと見せつけた。前半28分、ボールを受けて一瞬ゴールの位置を確認すると、大迫勇は迷いなく左足を一閃(いっせん)。「たまたまだと思います」と素っ気なく振り返った20メートルの豪快なミドル弾が、チームの3点目となり突き刺さった。

 「剛」の次は「柔」だ。後半27分、ペナルティーエリア左隅でパスを受けると、背後についたDFを鋭い反転で振り切り、GKのタイミングを外し角度のないところからチームの5点目、この日の自身2点目のゴール。「シュートコースが見えた」と自画自賛した。

 相手が格下とはいえ、2得点、4アシストに加え、残る1点の起点にもなった「万能性」は、中学途中までプレーしていた1・5列目で磨かれた。中学時代から指導する小久保監督は「前を向いてボールを持てる1・5列目より、DFを背負うFWの方が難度が高いし彼のためになると思ってコンバートした。今は1・5列目で培った視野の広さやパスをFWとして生かしている」と評する。

 コンバート後は持ち前のまじめさが成長を助けた。部員全員がつける日誌を一番熱心に書き、掃除などの雑用も率先してこなす。「勇也は日記に自分のことだけでなくチームの問題点も書いてくる。あの実直さが成長を助けている」と同監督は称賛する。

 3戦連続2発も大迫勇本人が「連戦なので(故意に)ペースを落とすこともある」と話すように、まだ100%ではない。「自分のゴールより、どうやったら(チームが)点を取れるか考えている」。平山相太(現東京)らが持つ1大会最多得点「9」の更新、初の全国制覇へ、「怪物」の快進撃は止まらない。【菅家大輔】

 [2009年1月4日8時40分 紙面から]


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