<高校サッカー:立命館宇治3-2秋田商>◇1回戦◇12月31日◇駒場

 秋田商(秋田)は立命館宇治(京都)に2-3で敗れ、4大会連続の初戦敗退となった。

 走り勝ってはいた。時折、雪が舞うピッチで秋田商イレブンが、持ち味の走力を発揮。前半21分にMF草なぎ翼(3年・「なぎ」は弓へんに前の旧字体その下に刀)が先制し試合を支配した。だが、その後の決定機を外し続けて流れが変わる。同35分に追いつかれると風下の後半は2失点。残り5分でFW菅原嵩(3年)が追撃のゴールを決めたが、長谷川大監督(36)は「あれだけ支配した前半で1-1では…」と悔やんだ。

 昨年からスタメン7人が残りチームワークに自信があった。さらにDF山谷繁輝主将やGK田近峻ら現3年生の大半は、07年の秋田わか杉国体に向けて小学生時代から県選抜で強化された年代。「どの代よりも結び付きが強かった」(山谷)が、全国舞台で輝けなかった。創部60周年の節目に5大会ぶりの1勝を挙げられず「今年は新しい歴史を作れると思っていましたが。来年は違うチームになる」と長谷川監督。後輩に古豪復活の夢が託される。【木下淳】