第92回全国高校サッカー選手権は30日、都道府県大会を勝ち抜いた48代表校(東京2校)が参加し、東京・国立競技場で開幕した。

 富岡(福島)は被災地の代表校として大きな期待を背負って5年ぶり2度目の全国に臨む。同校は福島第1原発から半径10キロ圏内にあり、今も避難指示解除準備区域に指定。県大会優勝後、当初目標の3倍となる3000万円近くの協賛金が集まり、28日には川崎Fの元日本代表MF中村からビデオメッセージも届いたという。GK高瀬主将は「感謝の気持ちを持って、ひたむきに戦います」と今日31日の松山商戦へ気合を入れた。