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アジア杯2007特集

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播戸が離脱、伊野波を追加招集

明大との練習試合で右太もも裏を負傷したFW播戸(撮影・宇治久裕)
明大との練習試合で右太もも裏を負傷したFW播戸(撮影・宇治久裕)

 アジア杯を目前に控えた日本代表に負傷者が出た。FW播戸竜二(27=G大阪)が3日、千葉県内で行われた練習試合・明大戦(60分ハーフ)で右太もも裏の肉離れを起こし、離脱が決定。代わってMF伊野波雅彦(21=東京)が追加招集されることが分かった。今日4日のベトナム出発を前にした国内合宿最終日に、思わぬアクシデントに見舞われた。

 播戸は険しい表情で自らピッチを出た。前半30分。ベンチに向かって手招きし、駆け寄ってきた反町コーチに右太もも裏をさすりながら状況を説明する。1度はピッチに戻ったが、プレー続行は不可能だった。「やめた方がいい!」と首脳陣の指示にうつむいてベンチに下がり、試合中に病院へ。精密検査の結果、肉離れでアジア杯欠場が決まった。

 予期せぬ事態にオシム監督の表情も曇った。試合終了の時点で、検査結果は出ていなかったが「播戸が痛んだのは残念だ。1人欠けることになるかもしれない。彼は大事な選手だった」と離脱を覚悟したかのように話した。スーパーサブとして期待されていた播戸は、常に闘志むき出しでプレーをし、劣勢に立たされたときに雰囲気を変えられる唯一無二の存在だった。同監督は「タイトな日程で集まったので、誰かがけがをしてもおかしくない」と現実を受け入れたが、ムードメーカーを失った痛手は大きい。

 予備登録選手から追加招集されたのは、同じFWの前田ではなく、伊野波だった。北京五輪アジア2次予選ではセンターバック(CB)を務めるなど、本職のボランチ以外に最終ラインならどこでもこなせる守備要員だ。DF闘莉王、水本の負傷落選で、23人のうち本職のCBは中沢、坪井の2人だけ。この日の練習試合で戦列復帰した坪井が依然、右ふくらはぎ痛を抱えている事情もあり、守備面での危機管理を優先させる人選となった。

 今日4日に1次リーグの舞台ベトナムへ出発する直前に見舞われた不測の事態。国内合宿最終日のアクシデントに、オシム監督は「けが人が出て、満足ではない。これ以上増えないことを祈る」と話した。目標の3連覇に向け、乗り越えていくしかない。

[2007年7月4日9時7分 紙面から]

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