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アジア杯2007特集

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アジアキラー高原「きっちりやりたい」

パス回し練習で明るい表情を見せるFW高原(撮影・宇治久裕)
パス回し練習で明るい表情を見せるFW高原(撮影・宇治久裕)

 【ハノイ=8日】アジアキラー高原が日本を優勝に導く。アジア杯3連覇を狙う日本代表は今日初戦となるカタールと激突する。エースの期待がかかるFW高原直泰(28)は各年代の代表を通じ、アジア勢相手に通算39戦23得点とめっぽう強い。既に過去2度の対戦経験があるカタールDF陣の弱点も見極めた。自身の対アジア戦通算40戦目の区切りの試合。自らのゴールで、オシムジャパン初の国際タイトルへ船出する。

 初戦のキックオフ時間に近い午後5時を過ぎても練習場は灼熱の太陽が照りつけた。強い日ざしで体力を消耗するはずが、高原は走った。ミーディン競技場のサブグラウンドで激しくボールを追った。最終調整は主力組のFWに入って戦術形式の練習を消化。「良い感じで状態は上がってきた。もう試合をやるだけ」。最後の練習後は、不言実行とばかりに短い言葉で締めくくり、集中力を高めた。

 アジアの大舞台の初戦。その重要性を知り尽くす。合宿中には「どの大会でも初戦が大事で、その後に影響する。1次リーグを考えてみても最初の試合は大切」と力説した。J1磐田入り後、初めての「日の丸」となった、アジアユース1次予選の初戦。98年6月21日のブルネイ戦で、いきなり4ゴールを挙げた。以後、各年代の代表戦でのアジア勢との対戦では通算39戦23得点。2試合に1得点のペースでゴールを奪ってきた。アジアキラーの称号にふさわしい戦績を積み上げてきた。

 ドイツ移籍した03年以降、アジア勢との試合ではドイツ-日本の長距離移動の影響で、対アジアでのゴール数は少なかったが、今回は万全のコンディションで臨める。既に過去2度、カタールとは対戦済みで、1得点を挙げた。相手守備を突破するヒントは頭にある。「カタール(のDF)は前に強いというのはありますが、いかに相手と駆け引きできるか。自分の中でイメージがある。きっちりやりたい」。キラーぶりを発揮する自覚が十分にある。

 例年よりも1年早いアジア杯。オシムジャパンでは、高原もAマッチ3戦出場のみ。それでもチームの伸びしろを十分に感じている。「1年前倒しで、いつもよりもまとまりがない。確かに準備期間は少ないけど、重要な大会で結果を出せば、成長できるチャンス」。98年から代表の誇りを背負ってアジア勢からゴールを奪ってきたエースに、死角はない。

[2007年7月9日9時42分 紙面から]

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