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アジア杯2007特集

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遠藤FK弾2戦連続のMOM/アジア杯

前半31分、MF遠藤(中央)はFKを直接決める(撮影・宇治久裕)
前半31分、MF遠藤(中央)はFKを直接決める(撮影・宇治久裕)

<アジア杯:日本4-1ベトナム>◇16日◇1次リーグ◇B組◇ハノイ

 誰1人寄せつけない殺気を漂わせていた。前半31分、FW高原が倒されて得たゴール前のFK。遠藤は自らボールをセットしてゴールをにらみつけた。左45度の位置は得意の角度。近づいてきた中村俊に「おれが蹴る」と短く告げる。中村俊がおとりの動きを見せた直後、右足を振り抜いた。鋭い弾道は、7枚の壁の右側を通って、ゴール右隅に突き刺さった。

 「角度的には僕が蹴る方がよかったから。コースさえ狙えばと思っていた。GKも動いてくれたし、巻も邪魔してくれたから」。日本のキッカーは俊輔だけじゃない-。存在感を示す強烈な一撃だった。

 代表では1098日ぶりの得点で、チームも自分も勢いに乗った。後半8分には駒野との軽快なパス交換から、中村俊のミドル弾をアシスト。「うまくコマ(駒野)が動き出してくれて人もボールも動いた。ああいうのを増やしていきたい」。同14分には、FKで巻のダメ押しヘッドにつなげた。「相手の身長も低いから」という狙いどおりの軌道だった。1得点2アシストの活躍で、13日のUAE戦に続き2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 国内組の意地を見せつけた。欧州組が重用されたジーコ前監督時代は、日陰の存在だった。昨年のW杯ではフィールド選手でただ1人出場機会がなかった。「これで移動もないし、慣れたグラウンドでできるのはプラス。次に勝てばさらに乗っていける」と声を弾ませた。堂々の1位通過で、3連覇へ。遠藤の右足が日本をアジアの頂点に連れていく。

[2007年7月17日9時25分 紙面から]

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