オシム日本にまたトラブル「部屋がない」

- 午後10時30分過ぎ、日本代表イレブンはオシム監督の元、円陣を組む
【パレンバン(インドネシア)=27日】オシムジャパンが、またしてもトラブルに見舞われた。日本代表は今日28日、アジア杯3位決定戦で韓国と対戦する。アジア連盟(AFC)の移動便手配ミスで、半日遅れで27日夜に会場のパレンバンに入ったチームだが、続いて宿泊先の部屋数が足りないことが発覚した。選手も2人1部屋制を強いられ、スタッフは11人が1部屋に押し込まれることになった。そんな最悪の状況下でも、チーム最年少のMF水野晃樹(21)は元気いっぱいで出場に意欲。U―22代表に、貴重な経験を持ち帰る。
パレンバン入りした日本代表に、さらなるトラブルが待っていた。到着したのは27日午後9時10分(日本時間同11時10分)、長い移動を終えたチームのためにアジア連盟(AFC)の用意したホテルは25部屋しかなかった。選手、スタッフで44人いるため、スタッフのうち11人が相部屋に。オシム監督が使用する予定だったスイートルームに詰め込まれる事態に陥った。
オシム監督はホテル側と交渉して別のスイートをとったが、マッサージや治療をするメディカルルームが設置できない状態。「どうなってんだ」と、代表スタッフも怒りを通り越してあきれるばかりだった。
前日26日にハノイからクアラルンプールを経てジャカルタ入り。27日夕方にジャカルタを出てパレンバン入りしたが、その飛行機も40分遅れ。直接練習場に直行するため、到着ロビーでホテル行きと練習場行きの荷物を振り分ける作業も大急ぎで行われた。「それは違う!」などスタッフの大声も響く異様な雰囲気。ドタバタの中での決戦の地パレンバン入りだった。
前日に現地入りした韓国に比べて不利なのは間違いない。それでも、オシム監督は「長時間移動? 選手の気持ちになれば分かるでしょう」と疲労の蓄積を心配しながらも、あえて「この状況でやるしかない」と厳しく言った。W杯アジア予選でも、Jリーグの日程との兼ね合いで強行スケジュールになる可能性は十分にある。逆境に打ち勝てなければ、この先も苦しむ。ギリギリの戦いが、日本の「強さ」を生み出すと信じて、指揮官は選手を3位決定戦のピッチに送り出す。
[2007年7月28日9時12分 紙面から]
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