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アジア杯2007特集

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俊輔「決められなかった」/アジア杯

延長前半終了間際、韓国選手と言い争う中村俊(右端)(撮影・宇治久裕)
延長前半終了間際、韓国選手と言い争う中村俊(右端)(撮影・宇治久裕)

<アジア杯:韓国0(PK6-5)0日本>◇28日◇3位決定戦◇インドネシア・パレンバン

 珍しい光景だった。延長前半終了間際、MF中村俊がDF金珍圭と乱闘寸前の言い合いになる。クールでもめ事とは無縁の男が、感情をむきだしにした。今大会最後の試合にかける思い、ライバル韓国に勝ちたいという意欲が、体中からにじみ出ていた。

 「ほとんどこっちのペースだったし、内容は良かったけれど、決めるところを決められなかったのは残念」。悔しそうに振り返る。FW高原とともにオシムジャパンを最後まで支え続けた。得点にこそ結びつかなかったものの、後半23分、中村俊のスルーパスから高原がゴール中央からシュート。延長前半14分には中村俊が左サイドを突破し、相手のGKとDFの間にクロスを繰り出した。

 高原は「甘さだとか、今大会で浮き彫りになった。結果を出すことで内面の強さを証明したかった」と2戦連続の不発だった自分自身を責めた。チームの中心である自負が、悔しさを一層、強くさせた。それだけ、高原の出来がオシムジャパンを左右したことの証明でもあった。

 今大会、高原が4得点を挙げ、中村俊も2得点。高原は「長く合宿して、試合もして、見えてきたものがある。大会で得たものをゼロにしないように。プレーの質も上げたい」と先を見据えた。中村俊は「ある程度形は見えた。課題も見えたし、どんどん次に進んでいる」と総括した。アジア杯で抜きんでた存在感を示した2人は、来月から始まる欧州シーズンで、その技術に磨きをかけていく。【藤中栄二】

[2007年7月29日9時2分 紙面から]

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