<アジア杯:日本1-0オーストラリア>◇29日◇決勝◇カタール

 最年長のMF遠藤保仁(31=G大阪)はプレーも精神面も支柱だった。28日に31歳になったばかりの優勝に「一体感がありましたし、途中から入る選手もしっかり準備していた」と満足げに振り返った。3大会連続でのアジア杯で、04年中国大会の優勝をただ1人知る。「あの時は経験豊富な選手が多くて、どっしりしていた。今回は若くて浮き沈みも激しいけど、勢いに乗ったら止まらない」。若手の相談役にもなる活躍に、MF本田圭は「僕のなかではヤットさんがMVP」と話していた。