前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(62=ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサッカー日本代表監督就任が内定した。日本協会が同氏と監督就任の仮契約を結んだことが4日、明らかになった。

<監督選任ここまでの流れ>

 ▼2月3日 アギーレ監督解任後、技術委員会。代表や欧州CLなどでの実績があることを再確認。

 ▼6日 2度目の技術委員会。スパレッティ氏、ラウドルップ氏、オリベイラ氏ら有力候補を5人に絞る。候補の大枠は10人。

 ▼8日 霜田氏が極秘出国。本格調査を開始。

 ▼11日 スパレッティ氏が本命浮上。後にゼニトとの契約が残っていることが判明。対抗馬にラウドルップ氏、3番手にマガト氏。

 ▼21日 ハリルホジッチ氏らフリーの監督を中心に関係者らと接触し霜田氏が帰国。

 ▼22日 臨時技術委員会。ハリルホジッチ氏が、交渉の優先順位最上位であることを確認。

 ▼27日 日本協会がハリルホジッチ氏と年俸で基本合意。年俸200万ユーロ(約2億7000万円)で口頭で打診し、了承を得た。

 ▼同日 元日本代表監督オシム氏が、ハリルホジッチ氏について日本協会から問い合わせがあったと明かした。

 ▼28日 日本協会の大仁会長が、次期監督人事について交渉が順調に進めば3月12日の理事会で内定するとの見通しを明かした。

 ▼3月1日 パリで取材に応じた大仁会長がハリルホジッチ氏への就任要請について「大丈夫だと思う」とし、交渉が順調に進んでいることを示唆。