ハリルホジッチ監督初陣のチュニジア戦に2-0で快勝した日本代表は28日、大分市内で約1時間半調整し、都内に移動した。

 日本代表FW宇佐美貴史(22=G大阪)が、代表初先発へ猛アピールした。チュニジア戦は後半途中から投入され、18分間出場。念願の国際Aマッチ出場を刻んだが「スタートから出たいと思っている。最初から出るのと、途中から出るのでは(試合の)終わりに向かっていくリズム、感覚が違う」と先発志願した。

 快晴の中行われた実戦形式の練習では、3トップの左に入った。特にトップ下の香川とは「感覚は一番持っている。昨日の試合の後も距離が近づき過ぎたと話し合った」と、入念に連係を確認。FW陣を中心に指導していたハリルホジッチ監督とも手ぶりを交えて、話す姿が見られた。「(監督は)フランス語なのでニュアンスですけど…短い期間しかないので、練習から、どんどんアピールしていきたい」。自慢の得点力を代表の場でも発揮する。