日本代表DF酒井高徳(24=シュツットガルト)がハリルホジッチ監督に両サイドの適性をアピールする。ザック体制では左、アギーレ体制では右と、二刀流で起用されてきた。DF藤春ら新戦力を模索する中で、指揮官に左右両サイドをこなす能力を、実戦の場でアピールする。ウズベキスタン戦は時間によってポジションを左右変更する可能性がある。

 27日のチュニジア戦では出場機会がなかったが、今日31日のウズベキスタン戦では左サイドバックでの先発に準備。「チュニジア戦でチームが見せた球際の強さ、前への速さを出していきたいし、連係は高めたい」。ベンチで見た「ハリル流」を体現する。

 一方で内田が右膝痛を抱えているため、途中交代が必要になれば「持ち場」を左サイドから右サイドに途中からチェンジするという選択肢も浮上する。「ウズベキスタンは同じアジアだし、モチベーションも違うと思うので」。アジアのライバルを相手に、自らの能力を新監督に見せつける。