日本代表DF内田篤人(27=シャルケ)の結婚発表から一夜明け、祝福の声が届いた。内田が、古巣の鹿島で最も慕うMF小笠原は「結婚して1人じゃなくなれば責任感も出てくる。大変なこともあるけど楽しんでほしいし、サッカーに関してもプラスの変化があると期待しています」と、自分のことのように喜んだ。

 G大阪MF遠藤は「(結婚の)もろもろは知っています。相手も…。ここでは言わないですけどね」とはぐらかしたが、相手は複数の関係者によると同い年で地元・静岡の幼なじみ。内田の「しっかり者の僕より(笑)さらにしっかりしている」というコメントの通り、日本とドイツの遠距離で献身的に支えていたという。

 7月上旬に挙式・披露宴を行う予定で、新生活とともにシャルケでの6シーズン目に備える。短いオフ期間、けがをしている右膝のリハビリを行い新シーズンでの復帰を目指す。同じドイツでプレーし、けがで苦しむ姿を近くで見てきたなでしこジャパンFW安藤は「向こうでいっぱい食事したのに、聞かされても紹介されてもない(笑い)。でも、おめでたいこと。ドイツに1人でいるよりはプラスになる」と思いやった。

 結婚の祝福と同時に、周囲は内田2世への期待をふくらませている。内田の子供好きは広く知られており、小笠原は「子供が楽しみだね。大の子供好き。うちの子をすごくかわいがってる姿を見ると、自分の子供が生まれたらどうなっちゃうんだろ(笑い)。見てみたいね」。川崎FのMF中村も「代表合宿でオフの時に、うちの子を連れて行ったら遊んでくれたりした。代表で会うたびに『子供たち元気?』と声をかけてくれた」と家族持ちの“先輩”たちは口をそろえる。

 発表から一夜明けたこの日、朝からテレビで取り上げられ続けた日本サッカー界屈指の人気選手の結婚。中村は「世の中の女子は悲鳴でしょうけどね」と、世間の女性ファンの声を代弁した。