バヒド・ハリルホジッチ監督(63)率いる日本代表は今日16日、W杯ロシア大会アジア2次予選初戦のシンガポール戦(埼玉)に臨む。

 MF香川真司(26=ドルトムント)が、ハリルジャパン初得点で日本の得点ランク10傑に名を連ねる。シンガポール戦も先発が確実。15日、公式練習で主力組のトップ下に入り、ポジションを上げた柴崎とともにゲームを組み立てた。現在、国際Aマッチ通算20得点で11位。あと1ゴールで、FW中山雅史(日刊スポーツ評論家)の21点に並び10位タイに食い込む。

 80年代から1度も負けていない格下相手だけに到達の予感は漂う。「2トップぎみに高い位置を取ることも考える」と積極的に最前線に顔を出す構えで、ハリル体制の自身1号を狙う。

 シンガポール戦の約10時間後には、女子のエクアドル戦が行われる。同じ10番を背負うMF澤について「実績も経験も自分とは比較にならないけど、そういう存在になれるように」とリスペクト。男子の伝説的10番へ、3度目となるW杯予選で存在感を高めていく。