日本協会は26日、国際親善試合U-22(22歳以下)コスタリカ戦(7月1日、ユアスタ)に臨むU-22日本代表に、J2千葉FWオナイウ阿道(あど=19)を追加招集したと発表した。昨年10月のU-19アジア選手権まで代表経験がなかった男がサプライズで手倉森ジャパン初選出。クラブを通じて「素直にうれしい。まだ少し早いですが、五輪に自分も行けるように頑張りたい」とコメントした。

 ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、高い身体能力を誇る。今季は主に途中出場で17試合1得点。前回ロンドン五輪を率いた関塚監督が爆発力を買って切り札にするFWだ。

 父がジャマイカ人のFW鈴木も招集。前日25日には「将来的に(鈴木と)張り合いたい。下の僕ら(U-20世代)が割って入っていかないと」と話し、来年1月のリオ五輪アジア最終予選(カタール)を最初の目標にしていた。それが、まさかの追加選出となった。