年内最後の国内戦を終えたU-22日本代表が、10月の九州合宿でJ1鳥栖と強化試合を行う計画を立てている。

 日本協会関係者が1日、明らかにした。ロングボールを使って縦に速く攻め、球際で勝負してくるサッカーが、五輪最終予選のライバル中東勢のスタイルと合致。ナビスコ杯決勝でリーグが空く週のためシーズン中でも支障は少ない。

 8月下旬には2泊程度の国内合宿を行うプランも浮上。先月22日の会見で霜田技術委員長が「7月のJリーグ強化担当者会議でお話をして、トレーニングキャンプも増やせるところがあれば増やしたい」と話した通り、調整を進めている。

 試合後の会見で「今後の強化は、今日か(強化?)明日に決めたい」と笑わせた手倉森誠監督(47)は、ユニバーシアード光州大会(韓国)を視察する可能性があるという。勝ち上がり次第で11日の準決勝と13日の決勝の会場を訪れ、招集歴のあるDF室屋(明大)や新戦力の発掘に取り組む模様だ。