187センチ日本の山根!ビッグセーブ完封デビュー
▼1次リーグC組◇8日◇バンクーバー
日 本 | 1 | 1-0 0-0 | 0 | スイス |
日 本 【前半29分】宮間(PK) 1-0
先発に抜てきされたGK山根恵里奈(24=千葉)が完封勝利に導いた。前半12分のピンチに鋭い飛び出しで失点を防ぎ、その後は、大会最長身187センチの高さを生かして冷静にクロスを処理した。長く期待されてきた大器がW杯デビュー戦で花開き、前半29分にMF宮間あや(30)が挙げたPKによる1点を守りきった。
- 6月10日付東京本社版9面
なでしこ16強、安藤と共に 代役菅沢がヘッド弾
▼1次リーグC組◇12日◇バンクーバー
日 本 | 2 | 2-0 0-1 | 1 | カメルーン |
日 本 【前半6分】鮫島 1-0
日 本 【前半17分】菅沢 2-0
カメルーン 【後半45分】ヌシュット 2-1
連覇に挑むなでしこが、16強による決勝トーナメント一番乗りを決めた。日本(FIFAランク4位)は2-1でカメルーン(同53位)を下し、2連勝でC組2位以内を決めた。8日(同9日)の初戦スイス戦で左足首を骨折したMF安藤梢(32)が車いすで観戦。安藤と同郷のDF鮫島彩(27=INAC神戸)が先制点を、安藤の代役のFW菅沢優衣香(24=千葉)が追加点を決めた。16日(同17日)のエクアドル戦に引き分け以上でC組1位突破が決まる。
- 6月14日付東京本社版1面
なでしこは全部勝つ、不満ゲームばかりも1位通過
▼1次リーグC組◇16日◇ウィニペグ
日 本 | 1 | 1-0 0-0 | 0 | エクアドル |
日 本 【前半5分】大儀見 1-0
なでしこジャパンが、1次リーグ3連勝で決勝トーナメント(T)1位進出を決めた。国際サッカー連盟(FIFA)ランク48位のエクアドルと対戦した同4位の日本は、前半5分にFW大儀見優季(27=ウォルフスブルク)の今大会初ゴールで先制。追加点こそ奪えなかったが、1-0で危なげなく勝利した。佐々木則夫監督(57)は、3試合で登録選手23人全員を起用。さまざまなパターンを試し、連覇へ1歩近づいた。決勝T1回戦は23日(日本時間24日)に行われる。
- 6月18日付東京本社版1面
▼1次リーグC組勝敗表
順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 勝点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(1) | 日 本 | 3 | 3 | 0 | 0 | 4 | 1 | +3 | 9 |
(2) | カメルーン | 3 | 2 | 0 | 1 | 9 | 3 | +6 | 6 |
(3) | スイス | 3 | 1 | 0 | 2 | 11 | 4 | +7 | 3 |
(4) | エクアドル | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 17 | -6 | 0 |
なでしこ取材強制終了 鬼の佐々木監督豪戦ピリピリ
▼決勝トーナメント1回戦◇23日◇バンクーバー
日 本 | 2 | 1-0 1-1 | 1 | オランダ |
日 本 【前半10分】有吉 1-0
日 本 【後半33分】阪口 2-0
オランダ 【後半47分】ファンデフェン 2-1
なでしこジャパン(FIFAランク4位)が、8強入りを決めた。決勝トーナメント1回戦で初出場のオランダ(同12位)を相手に、前半10分にDF有吉佐織(27=日テレ)、後半33分にMF阪口夢穂(27=日テレ)の得点で2-1と勝った。27日(日本時間28日午前5時)の準々決勝では、オーストラリアと対戦。一戦ごとに力をつける強敵との次戦へ向け、佐々木則夫監督(57)は半ば強引に選手取材を途中で打ち切らせるなど、危機感をあらわにした。
- 6月25日付東京本社版1面
なでしこ4強!豪倒は岩渕!日替わりヒロイン現象
▼準々決勝◇27日◇エドモントン
日 本 | 1 | 0-0 1-0 | 0 | オーストラリア |
日 本【後半42分】岩 渕 1-0
連覇に挑むなでしこジャパンの佐々木則夫監督(57)が、決勝進出への自信を示した。日本(FIFAランク4位)はオーストラリア(同10位)に1-0で勝利し、2大会連続の4強入りを決めた。7月1日(同2日午前8時開始)の準決勝で、過去2分け2敗のイングランド(同6位)と対戦する。ピリピリムードだった指揮官が笑顔を取り戻すなど、なでしこが波に乗ってきた。
- 6月29日付東京本社版1面
なでしこ、五輪金の米国に「W杯は絶対渡さない」
▼準決勝◇1日◇エドモントン
日 本 | 2 | 1-1 1-0 | 1 | イングランド |
日 本 【前半33分】宮間(PK) 1-0
イングランド 【前半40分】ウィリアムズ(PK) 1-1
日 本 【後半47分】オウンゴール 2-1
FIFAランク4位の日本代表「なでしこジャパン」が、W杯連覇に王手をかけた。準決勝で同6位のイングランドに勝利。同点の後半ロスタイムに、相手のオウンゴール(O・G)が決勝点になった。5日(日本時間6日午前8時開始)の決勝は、11年W杯と12年五輪でも頂点を争った米国と対戦。主将のMF宮間あや(30=岡山湯郷)は「W杯は渡さない」と強い決意を示した。