開催中のサッカー女子W杯カナダ大会で2大会連続決勝進出を果たした「なでしこジャパン」が、5月に合宿した「なでしこ発祥の地」とされる香川県丸亀市で、100年以上前の女子サッカーを再現する記念銅像の作製などを検討している。6日早朝(日本時間)の米国との決勝を前に、祝福ムードが盛り上がってきた。

 2大会連続決勝進出が決まった2日、香川県丸亀市が急きょ、快挙を祝う準備に入った。スポーツ推進課は「大きな盛り上がりになっています。これで1位か2位は確定しました。これからお祝いの検討に入ります」と話した。

 丸亀市は、女子サッカーと深い関わりがある。1906年(明39)に丸亀高等女学校(現丸亀高)の運動会で、日本の女性が初めてサッカーを行ったとされる。今大会前には日本代表が、丸亀市から合宿をスタートした。同課では「なでしこ発祥の地である丸亀市を大きくPRしてくれた。何らかの形で感謝の気持ちを伝えたい」とした。

 最大の目玉が、メモリアル銅像プランだ。現役の選手たちを加えることが難しいが、その偉業を記念して、歴史を振り返る銅像作製へ検討に入った。銅像プランのほかにも、チーム、佐々木則夫監督に感謝状を贈る案も浮上している。