なでしこジャパン(FIFAランク4位)のW杯連覇はならなかった。

 米国(同2位)を相手に、MFロイドにハットトリックを許すなど前半16分までに大量4失点。

 同27分のFW大儀見優季(27=ウォルフスブルク)のゴールなどで2点は返したが、W杯決勝としてはワーストの5失点で敗れた。

 なでしこが5失点を喫したのは06年11月23日の親善試合ドイツ戦(3-6で敗戦)以来。

 米国は4大会ぶり史上最多3度目の優勝となった。

 ボランチで先発し、途中左サイドバックにポジションを変えながらフル出場したMF宇津木瑠美(26)は「チーム全員が出し切った結果が2位なので相手チームをリスペクトしたいというのと、課題が多く残った。立ち上がり10分でサッカーって決まってしまうんだなと、あらためて身に染みた。結果をしっかり受け止めながら、もう1度みんなで話し合いたい。世界2位を誇りに思いながらまた成長していきたい」と話した。