日本協会は16日、なでしこジャパンが出場を目指す16年リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を大阪で開催することが決まったと発表した。日本が開催地に立候補していた。期間は来年2月29日から3月9日まで。会場はヤンマースタジアム長居とキンチョウスタジアムが濃厚だ。

 W杯準優勝から五輪金メダルを目指して再スタートするなでしこを、地の利が後押しする。前日15日にアジア連盟から開催国決定の連絡が入った。東京・JFAハウスで理事会後に会見した原専務理事は「何としてでも(開催権を)獲得したかった。地元で多くの人に応援してもらって、ぜひパワーを与えてほしい」と話した。

 アジアは超激戦区。最終予選は日本、北朝鮮、オーストラリア、中国、韓国に2次予選を勝ち抜いた1カ国を含めた6チームによる総当たりのリーグ戦で、リオ切符は上位2チームに与えられる。最終予選からの5チーム中、北朝鮮を除く4チームが今回のW杯で決勝トーナメントに勝ち上がった。その北朝鮮も14年アジア大会決勝でなでしこを下してアジア女王となっている。ホームで開催できるメリットは計り知れないだけに、朗報といえる。