男女の日本代表が出場する東アジア杯が今日1日、女子の北朝鮮戦から開幕する。両代表は7月31日、武漢(中国)で1時間強の調整。女子は、準優勝したW杯カナダ大会後初の公式戦。FW高瀬愛実(24=INAC神戸)が、世代別代表時代に優勝したことのある地でアピールする。

 高瀬は09年、U-20女子W杯の切符を懸けてU-19女子アジア選手権に出場した。日本は決勝で韓国を破って頂点に立った。「あの優勝の時にピッチに立てて、少しずつ自分に対して自信を持ち始めた。(武漢は)縁起のいい土地ですね」。5月には右膝半月板損傷でW杯カナダ大会代表に選出されなかった。「今の自分のできること、ベストのパフォーマンスを出せるように。その中で評価してもらえれば、うれしい」。今回は再出発の舞台だ。

 初戦は北朝鮮との対決。北朝鮮は11年W杯ドイツ大会の際、ドーピング検査で主力選手から禁止薬物が検出され、今回のW杯は予選から出場できなかった。だが日本にとって最も警戒すべきライバルで、14年仁川アジア大会決勝でも1-3と敗れた。高瀬もこの決勝に出場しており「日本で(あらためて)映像を見ましたが、気持ちが強いチーム」と警戒した。