FW宇佐美貴史(23=G大阪)が不発に終わった。

 後半20分からFW武藤に代わり出場。同42分、左サイドから仕掛けGKとの1対1の決定機をつくり出すもコースが甘く、止められた。25分のプレー時間で放った岡崎に次ぐチーム2位のシュート5本は実らず。「決定機でのアイデアが足らない。あのシーンも浮かせれば入っていた。(アイデアが)降りてくるようになれば、イヤでも点が取れると思う」。

 Jリーグでは16得点で得点ランク首位だが、代表では3月のウズベキスタン戦を最後に6試合ゴールがない。この日も、日本の3点全てが海外組だった。「奮起しないと。負けられないという気持ちを持たないといけない」と、危機感を募らせた。

 これでクラブと代表の公式戦合わせて9試合連続、1カ月以上無得点が続いている。6月にも同様にイラク戦、シンガポール戦を含めて、公式戦8試合不発に陥った。代表戦が近づくと点が取れていない傾向にあり、「1対1のシュートシーンを上げていかないといけない」。

 そんなトンネル脱出はアフガニスタン戦に持ち越しだ。U-19(19歳以下)代表で遠征したイランに5年ぶりに訪れる。W杯予選1号を次こそ決める。