DF長友佑都(29=インテルミラノ)が代表戦では5年半ぶりに、右サイドに入った。右サイドバックとして先発したのは10年5月24日韓国戦以来。序盤こそ人工芝に苦しんだが、カンボジアの足が止まった後半22分から5分間で3本立て続けにクロスを放り込んだ。右に相手を引き付けて、終了間際に左サイドの藤春のクロスから本田が決めたゴールが生まれた。「人工芝は難しい。バウンドもするし、パスもうまくつなげなかった。僕たちはいつも恵まれた環境でやっているから」と苦戦を認めた。

 それでも右での起用はハリルホジッチ監督就任後は初めて。4月にミラノで同監督と食事をした際「左右両方行けます」と宣言していた。右膝の故障で長期離脱中のDF内田不在が続く中、二刀流をしっかりとこなした。