MF川辺駿(20=磐田)がリオ五輪を目指すサッカー手倉森ジャパンのボランチ定位置争いに食い込む。

 25日、神奈川・平塚で行われているU-22(22歳以下)日本代表候補合宿で、川辺は「自分の持ち味である攻撃の部分を出す。ハードワークはある程度ハイレベルでしないといけない」と話した。ボランチにはA代表でも出場したMF遠藤がいるが、脅かす存在になるつもりだ。

 今季、J2磐田では33試合出場で、シーズン後半はスタメンに定着。J1昇格に大きく貢献した。「緊張感あるゲームを最終節までできた。集中していた」。正確なパスが持ち味で、磐田の名波監督からも「パスをする相手の特徴を見ろ」などと教わった。ボランチながら攻撃参加も積極的。得点力不足に悩む手倉森ジャパンの攻撃のキーマンとなりたい。

 磐田では元日本代表のDF伊野波と公私ともに親しく、アジアの戦いの厳しさや、海外のレベルの高さなどを聞く。代表生き残りへ「聞かされたことを自分で経験したい。オリンピックは絶好の機会。肌で感じたい」と意気込んでいた。