手倉森ジャパンが複数のシステムをおさらいする。神奈川・平塚で合宿中のU-22(22歳以下)日本代表候補は今日26日、湘南と練習試合を行う。手倉森誠監督(48)は25日、「明日のゲームは最終予選の準備」と話し、取り組んできた4-2-3-1以外のシステムも試すと明言。来年1月のリオ五輪アジア最終予選(カタール)に向け、選手の対応力を確認する意向を示した。

 最終予選では臨機応変な対応が求められる。失点できない状況や、引いた相手から得点しなければならない場面が出てくるかもしれない。これまで主に4-2-3-1のシステムに取り組み、4-4-2、4-3-3などを使い分けてきた。「変わる状況に対する適応力、集中力を保ってゲームをしてもらいたい」と、試合中にシステム変更する狙いを明かした。

 湘南戦には日本代表のハリルホジッチ監督が視察に訪れる。9月にJ3町田戦に敗れた後には「このチームには何もない」と酷評されただけに、手倉森監督は「日本の未来の可能性はここにあると示さないといけない」。生まれ変わった姿を見せようと意気込んでいた。【上田悠太】