中東遠征中のU-22(22歳以下)日本代表が11日、カタールのドーハからアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに移動した。前日10日の国際親善試合U-22イエメン戦(ドーハ)で格下相手にスコアレスドロー。結果が出なかった上に日本から悲しい知らせが舞い込んだ。

 手倉森ジャパンの主力として活躍してきたMF野津田岳人(21=広島)が、クラブW杯のオークランド戦で右膝を負傷。広島市内の病院で精密検査を受けた結果、右膝内側側副靱帯(じんたい)の損傷で全治8週間と診断された。

 来年1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選の出場は絶望。手倉森誠監督(48)はUAEサッカー協会グラウンドで行ったドバイ初練習の前に「仲間を1人、失った。努力しても不運が訪れることはある。ピッチに立てるやつは、もっと必死さを出さないといけない」と訴えた。