U-23日本代表の手倉森誠監督(48)が7日、宮崎・綾町で行われたG大阪-甲府の練習試合を視察した。先発した同代表MF井手口陽介(19=G大阪)について「あざやかなプレーというか、あざやかな髪というか(笑い)。でも落ち着いたプレーはしていた。いい形で入っている」と評価した。

 プレー終了後にあいさつに訪れた井手口と、握手して言葉をかわした。「競争は激しい。そうそうたるタレントがそろっているから。でもチャンスをもらっているんだから、つかめよと。間違いなく今シーズンにはうまく入っていけそうな状況。開幕スタメン取れるところまでたどり着ければいいなと」と期待する。

 「彼が体調を崩さなければ、U-23アジア選手権の決勝トーナメントでも先発を考えていた」と明かす。「悔しかったと思うけど、オレも悔しかった(笑い)。でも挽回しようという強い気持ちも感じる」とうなずいた。