日替わりヒーローが誕生した手倉森ジャパンを見習う。サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(29日~3月9日・大阪市)に臨む「なでしこジャパン」候補の国内組25人による合宿が13日、沖縄県中城村で始まった。約1時間の練習後、佐々木監督は最終予選のメンバーについて「複数ポジションできる選手が必要。できればターンオーバー(先発を大きく入れ替えること)できるよう準備をしていきたい」と話した。

 最終予選のメンバーはアジア・サッカー連盟の規定でメンバー20人のうちGK登録が3人とされている。17人のフィールドプレーヤーで10日間で5試合という過密日程をこなさなくてはならず、疲労を考慮するとターンオーバーが必要だ。佐々木監督は「17人誰が出ても遜色ないチームにしたい」。複数のポジションをこなせることを重視して選考した手倉森監督と狙いは同じだ。

 19日まで続く合宿のテーマは「実戦」。7日間で紅白戦を2試合、男子高校生との練習試合を2試合行い、メンバーを絞り込んでいく。【上田悠太】