佐々木監督は7日のベトナム戦に向け、ロングボールを重視する考えを示した。6日、堺市内で約1時間半の調整を行った。これまで、なでしこジャパンは細かなパスワークを武器にしていたものの、今大会では対戦相手を考慮し、ロングボールを多用。結果は3試合で勝ち点1と苦しんでいるが、ベトナム戦でも「シンプルに入れた方が、セカンドボールを拾えたり、チャンスにできる明らかなデータがある」と話した。

 ◆なでしこがリオ五輪に出場するには 残り2試合で連勝することが最低条件。ただ2連勝でも勝ち点7。現在勝ち点9の首位オーストラリアは上回ることができない。2位中国もすでに勝ち点7。今日7日の中国-韓国戦(午後4時35分開始)で中国が引き分け以上なら、直後に行われる日本-ベトナム戦(午後7時35分開始)の結果を待たずに、なでしこの五輪出場は消滅する。またなでしこ戦と同時刻の北朝鮮-オーストラリア戦で北朝鮮が勝っても勝ち点8となるため、なでしこは五輪に出られない。