なでしこジャパン次期監督の有力候補、U-20(20歳以下)女子日本代表の高倉麻子監督(47)が8日、兼任で指揮を執るU-23代表が出場した国際大会の開催地スペインから帰国した。

 羽田空港で取材に応じ「なでしこが、このまま倒れることは絶対にない。若い選手たちが必ず世界の頂点に立ってくれる。その力はある」と断言。自身も代表として不遇の時代を知る。世界一にもなったメンバーへの敬意とともに、不屈のなでしこ魂を強調した。

 引き続き指揮を執ることを希望しているU-20W杯パプアニューギニア大会(11~12月)で「何とか世界一になりたい」と、復活への第1歩を記す意気込みを強調。なでしこ新監督就任については、あらためて「そういう話は聞いていないので、何とも言いようがない」。これまで通りの反応だった。今日9日には大阪で北朝鮮との最終戦を視察する可能性もある。