フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督(45)が退任することが8日、分かった。4大会連続5度目のW杯出場を目指し、2月にウズベキスタンで行われたW杯予選を兼ねたアジア選手権に臨んだが、出場権を得られる上位5チームに入れなかった。

 同監督は「まだまだ日本のフットサルに貢献できる」と続投に意欲を示していたが、日本協会は、その責任を問い、3月に終了する契約を延長しない方針を固めた。10日の理事会で承認し、正式発表となる。

 スペイン人のロドリゴ監督は09年6月に日本代表監督に就任した。12年にアジア選手権優勝に導き、同年11月にタイで開かれたW杯ではJ2横浜FCのFW三浦知良(カズ)をW杯代表に抜てきし、初の決勝トーナメント進出を果たした。カズをW杯メンバーに入れたことで競技の魅力を世間にアピールすることに成功。14年にはアジア選手権で連覇を達成した。後任は未定だが、ベトナム、ウズベキスタンと対戦する4月22~24日の国際親善大会(愛知・刈谷市)は、元日本代表でシュライカー大阪の木暮賢一郎監督(36)が、監督代行として指揮を執るとみられる。