U-23(23歳以下)日本代表が30日、ポルトガル遠征から帰国した。この日、五輪本大会出場国がすべて決定。来月14日に行われる五輪1次リーグの組み合わせ抽選のシード分けも発表された。日本は前回4位の実績がポイントに大きく反映され、ブラジル、アルゼンチン、メキシコとの第1シードで、この3カ国とは別組。手倉森監督は南米や欧州の強豪に「勝つには耐えるしかない。守備では闘争心。攻撃では仕掛ける意識」と表情を引き締めた。ハリルホジッチ監督がW杯アジア2次予選シリア戦の前日会見で、闘争心を求めたことを挙げ「まさしくそう」とうなずいた。その上でリオ五輪へ「一番上(のメダル)を狙わないと銅も狙えない。どうもこうもならない」と得意のダジャレを交ぜて意気込んだ。

 ◆リオデジャネイロ五輪(8月3~19日) 1次リーグは4チームずつ4組に分かれ総当たり戦。各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。組み分けは直近5大会の獲得ポイントに加え、各大陸予選優勝国にはボーナスポイントが加算。開催国ブラジルとポイント上位3チームが振り分けられる第1シードにはアルゼンチン、メキシコとともに日本が入った。同大陸の国と同組に振り分けられることはないため、第2シードで日本と対戦する国は、ナイジェリアかホンジュラスのいずれかになる。