リオデジャネイロ五輪を決めたU-23(23歳以下)日本代表候補が13日、静岡市内でJ2清水と練習試合(45分×2本)を行い、1-1で引き分けた。

 清水は前半30分まで主力組が出場し、同11分にCKからFW村田和哉(27)がゴールに押し込み先制する。U-23日本代表候補は後半25分、けがから復帰したMF野津田岳人(21=新潟)のゴールで追いつき、そのまま引き分けに終わった。

 野津田は「結果にこだわろうと臨んだ。まず、得点を取れたのは自信になった」と振り返った。

 前半はパスミスが目立ち、思うような攻撃ができず、後半もJ2のサブメンバーを相手に追加点を奪えなかった。初招集のFW富樫敬真(けいまん、22=横浜)は相手GKと1対1になる好機で決めきれず「点を取りたかった。どのカテゴリーの試合でも、45分で結果を残さないと」と反省を口にした。前半にボランチで出場した矢島慎也(22=岡山)は「立ち上がりから、声をかけ合う当たり前のことができていなかった」と振り返り「アジアで優勝して、自分たちは強い、と感じるのではなく、まだまだ、と思えたのはチームとして改善していけると思う」と、引き分けの結果に前を向いた。