サッカー日本代表の香川真司選手が24日、熊本地震の被災地支援で熊本市をサプライズ訪問し、避難所になっている若葉小学校(東区)のグラウンドで子どもたちとサッカーを楽しんだ。阪神大震災を経験し、熊本の支援を望んでいたという香川選手。記者団に「子どもたちと触れ合い、自分も元気をもらった。少しでも思い出に残ってくれたらいい」と話した。

 サッカー部とのミニゲームでは、華麗なドリブルで対戦相手を抜き去ってゴールを決め、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。ゲームに参加した若葉小5年赤星双葉さん(10)は、香川選手の突然の登場に「びっくりした。シュートも速くて、とても上手だった」と興奮していた。

 イベントは、熊本県出身の放送作家・小山薫堂さんを中心に立ち上げた「FOR KUMAMOTO PROJECT」が子どもたちを元気づけようと企画。熊本県のPRキャラクター「くまモン」も駆け付けた。