守備的MFが本職の喜田が、センターバックで奮闘した。

 右太もも痛の三浦の代役に指名され、身長169センチの小さな体を張って守った。相手の懐に飛び込んで次々と奪い、体を当てて飛ばせないようするなどしてロングボールにも無難に対処。「意地でも抑えたかった」と負けん気の強さを見せた。

 今大会はサイドバックもこなし、万能性をアピールした。けが人の穴埋めでの起用にも「チームのピンチを自分のチャンスに変えられるかどうか。そういうときに戦えてこそいい選手」と前向きな姿勢は称賛に値した。