6月のキリン杯に向けた事前合宿5日目が28日、東京近郊で行われた。

 FW浅野拓磨(21=広島)が一発芸でさっそく“ゴール”を決めた。合宿に合流した27日、スタッフの誕生日祝いも兼ねた夕食会でいきなり舞台を用意された。「(監督が)イスを出してここに乗れって。ムチャぶりでした」。肝を据えたストライカーは迷うことなく、U-23日本代表の手倉森監督のものまねで場を盛り上げた。浅野は「失笑でした」と謙虚だったが、FW岡崎からは「一見そういうキャラに見えないけど、今後引き出していけたらいいな。どっちかというと技術派」と好印象を得た。

 練習ではFW本田やMF香川らを相手に臆せず食らいついたが「海外でやっている選手とのレベルの差を感じた」と驚いた。なお、この日の練習後は選手そろって焼き肉を食べに出かけ、気分をリフレッシュした。