日本代表FW本田圭佑(29)がキリン杯全2試合を欠場する可能性が出てきた。5月31日の愛知・豊田スでの練習に不参加。同29日の練習中に左膝裏の違和感を訴えてから、練習せず早退した同30日に続き、これで2日連続で宿舎ホテルでの治療に専念。調整は大幅に狂い、3日ブルガリア戦の欠場は決定的に。さらに、日本協会関係者によれば「(7日の)大阪での試合出場も微妙」だという。

 本田自身は、15-16年シーズンを締めくくる一戦となる故郷での一戦に出場の可能性を探っているというが、出場は厳しそう。日本代表の現場責任者、ダイレクターを務める霜田技術委員はエースの状態について「まだまだです。試合に間に合わせるべく、やっています」と話した。

 11年に右膝半月板を手術し長期離脱している。左膝は古傷ではないが、膝の故障に苦しんだ経緯もあり、慎重にならざるを得ない。選手のコンディションに神経をとがらせているハリルホジッチ監督も強行出場させる可能性は低いとみられる。治療を優先し、このままチームには同行し、今日1日は練習会場に姿を見せる見込みだという。